チェ 28歳の革命

革命家のカリスマとして、今でも熱狂的支持者がいるチェ・ゲバラの映画を見てきました。
アルゼンチンで生をうけ、メキシコに渡り、カストロに出会いキューバ革命を成功させた経緯を淡々と描いています。
彼が重度の喘息もちで、人々の気持ちをつかむうまさや、捕虜にも暴力を振るわない人道主義など、主演のベニチオ・デル・トロが虚飾なく演じています。
勉強不足の私には、マルクス主義や背景が難解ですが、後年、インタビューに答えたコメントが印象に残りました。


「革命の代名詞になりましたが・・」
「いや、たぶん体制側も反体制側もやらなかったことをしただけだとおもう。・・」


Wikipediaを見ていましたら、1975年に日本訪問した際、予定されていた繊維業者の会見より、宿泊先の大阪から広島が近いことを知り、原爆死没者慰霊碑に献花し、原爆資料館と原爆病院を訪問、単独取材した記者に「なぜ日本は米国に原爆投下の責任を問わないのか」と行ったと言う。今でもキューバでは初等教育で広島・長崎を勉強しているそうです。


それにしても、俳優さんより、本人の方が絶対かっこいい!
後編が楽しみです。