酷寒の満月とういろう

『桜餅ういろ』
なるものをいただいておりまする。



「ういろう」とは「外郎」という、元の国から伝わりし万能薬だったんですねー。



歌舞伎十八番の一つ 【外郎売】の口上を聞くと


・・・
 さらば一粒食べかけて、
 その気見合いをお目にかけましょう。
 先ずこの薬をかように一粒舌の上にのせまして、
腹内へ納めますると、
 イヤどうも云えぬは、胃、心、肺、肝がすこやかになりて、
 薫風喉より来たり、口中微涼を生ずるが如し、
 魚鳥、茸、麺類の食合わせ、其の他、万病速効ある事 神の如し。
・・・・・・



ですって。



昨日観劇した市川海老蔵さんの亡きお父様 十二代目市川團十郎さんの外郎売
http://youtu.be/zjrZMhRTg78


素晴らしい 早口言葉!のセリフ回し!!





お菓子のういろうは、初期は黒砂糖を使っていて似てることから・・とか…。




わたくし、和菓子の「すあま」のような「ういろう」は、あまり…(^_^;)ですが、







今年最初の 満月 の今宵は、 酷寒なれど


春を感じる
桜葉が入り 葛もちのよう!
ほんに、
美味でございます。(*^_^*)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・