三菱一号館美術館で出会った女・ベルト・モリゾ
開館祈念展『マネとモダン・パリ』を観て来ました。
この美術館そのものが、まずすばらしいです!
私の身長のせいか、作品にライトがあたり色彩が見難いところもありますが、
作品がとても目近に見ることができます。
エドアール・マネの代表作「笛吹く少年」はありませんでしたが、
こんなにマネの作品が一同に展示されることはないそうですよ。
さて、
『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』
黒い帽子、黒い服の胸元につけた控えめなすみれの花束・・・・
彼女の視線はまっすぐこちらに向かっています。
ということは?・・・マネに向けられていたんですね。
いくつもの作品のモデルになっていたというのに、弟と結婚してからは一度も描いていません。
二人の間にはなにがあったのでしょう?
ストーリーを感じますよね・・・・
マネはそれまでの肖像画や歴史的なもの、古典的な描き方から、自分の描きたいものを感じたまま描いた最初の画家だそうです。
マネがいて、印象派の画家モネや、印象主義のセザンヌ、ゴーガン・・さらにピカソやポップアートの作家たちに続いてきたんですね。
他には、パリ万国博の会場の詳細な設計図なども必見です。
追記:三菱一号館美術館のロゴも素敵です。^^