夜想曲

もの思いにふけっていた さっき


TVから
ショパンの ノクターン が聞こえてきた。



ただ何気なく
つけっぱなしの画面は



映画「ベスト・キッド



母の転勤でデトロイトから北京へと移り住んだアフリカ系アメリカ人の12歳の少年・・ 初恋の中国人の少女がバイオリンで奏でています。




心に沁みてくる音




少しだけ
 寂しいな・・・と想う。



秋 になるせいなのかも  しれない




今夜は TVは消して・・・


Fuzjko Hemming さんの 美しいピアノの音で もう一度  
ノクターン第20番 嬰ハ短調
http://www.youtube.com/watch?v=xuCtoy3Yvbk&pla..



我が心のパリ  


    フジ子・ヘミング 著(あとがきより)


パリのほろ苦い記憶。
それは私にとってかけがえのない宝物。
こうして、憧れのパリに住めるようになり、
言葉に表せないほど感謝している。
忘れなかった神様と、励まし続けてくれた母と、
私のピアノの音を理解してくる人たち。
そして猫のお陰だ。
クリスマス・イブに一人ぼっちで惨めで泣いたこともあるし、
砂糖水しか飲めない日もあった。
でも、どんなに苦しくても、
夢のない後ろは振り返らなかった。

いつまでも過去を引き摺っていると、扉は開かない。
これからも、弱い者たちをピアノで励ましたい。
早くこの世から、飢え死にしそうな子どもや
動物たちがいなくなり、
みんな心穏やかに暮らせるよう願っている。
どうか私のピアノの音で、
ひとりでも苦しみから救えますように。


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