しづ の おだまき
今年も おだまき が咲きました。
去年より か細いけれど …
繰り返し
美しく咲いたね〜。
おだまき…繰り返す・・
兄、源頼朝に追われた源義経の恋人 静御前…
共に逃避行中、義経と吉野山で生き別れになってしまいます。
そして、
源頼朝・政子夫妻に鎌倉に呼びつけられ
鶴岡八幡宮で舞い始める静御前・・
これは静と申す 白拍子にて候
吉野山 峰の白雪 踏み分けて
入りにし人の あとぞ 恋しき
しづやしづ しづのおだまき 繰り返し
むかしを今に なすよしもがな
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今は盛り!の 頼朝に、
栄枯盛衰 と 義経を想う気持ち を衆人の前で披露したんですから。
なんと…哀しくも かっこいい 女性ですね〜…。
いにしへの しずのおだまき いやしきも
よきも さかえは ありしものな
「古今和歌集」
いにしへの しずのおだまき 繰り返し
むかしを今に なすよしもがな
「伊勢物語」
おだまきとは?
苧環と書き、真ん中が空洞になっている麻糸を巻きつける道具、くるくる廻るので、「繰り返す」の枕詞。
花の名前の由来は、この道具に似ているからだそうです。
「しづの・・・」は、身分の低い人が着た衣服(賤しず)と 自分の名前「静」をかけています。
よしっ!
私も、いい時も悪いときも、
女性らしさを忘れず、毅然と しよう!!(*^_^*)
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