お着物

何年ぶりだろう…
たとう紙を開けるのは。



押入れの棚に積んだ霧の箱から取りだしたお気に入りの訪問着。



引越しする時、着物もだいぶ置いてきたから、残っているのは、少しだけ。




結んだ紙紐を解く手が
少し…ためらう。




鮮やかな裾回しと、和紙の下の刺繍は…
もとのまま。


けれど、、、


お袖にシミが…



残念だけど、
これでは 貸すのは 無理ねぇ。。




広げた着物に
帯に帯揚げ、帯留め バックを置いてみた。



華やかな私が

一瞬 だけ…
残って見えた…



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