みんな違って みんないい

私と小鳥と鈴と


私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
じべたを速くは走れない。


私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。


鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。


               金子みすゞ




今日は 金子みすゞ忌 です。
1930年3月10日、26歳で短い生涯を終えています。


さり気ない日常風景をやさしさに満ちた視線で、寄り添うように書いた詩に、
多くの人たちがどれだけ癒されたことでしょう。





 
チューリップの芽が、一月の間に こんなに伸びて・・・
嬉しいなぁ・・・と思った  春の日曜日。








私が唄える唄は なんだろう。



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