その空の上は・・・晴れ!

さっき、義兄の見舞いから戻ってきたら、
雨も、風も強くなってきています。






ボタンで開け閉めの電車を降りると、杉林は煙っていました。



義兄は丸坊主になって大柄の体を、頼りなげに横たえている。


姉は
「お父さんは頑固だから、もし、笑ったら、
百万両分! のありがとう の言葉なのよ」と言った。




私は精一杯の笑顔で病室へ。
「はぁ〜い!Yさん元気〜^^ 最近、俳句の出来はどう?」




義兄はいつものように無愛想のふりをしながら、
NHKや新聞に投稿している作品ノートの中から、中秋の名月を詠んだ句を披露してくれた。




5・7・5 の句は覚えられなかったけど・・




雨がふっても 雲っていても 地球のどこにいても 
その上の夜空には 幾千の星とお月様が輝いている・・


といった内容でした。




「素敵だね〜・・ 本当にそうだね!」



うふふふ^^



ほうら 笑った! でしょ。




空の上は 晴れ !




どうか 一日も早く 元気になってくださいね。  はな



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