用事があって夕暮れに降りた郊外の、駅。 気のせいか 気温は数度寒く感じた。 駅前のターミナルの植え込みに、 一つだけ 残っていた薔薇。 そこだけ 温かい灯りのように、私を引き寄せる。 クリーム色の花びらは 散りゆく前に ほんのり と 薄紅色に 染まって…
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